【温泉巡り】温泉天国の鳥取県の温泉地で湯めぐりを満喫!(皆生温泉、三朝温泉、関金温泉 .etc)

旅行

鳥取県は日本で1番人口の少ない都道府県(東京都八王子市よりも人口が少ない)で、左隣に文字が似ている島根県があるのでよく混同されます。

鳥取県と言えば鳥取砂丘コナン二十世紀梨ゲゲゲの鬼太郎大山白バラ牛乳

など人口が少ない割には有名なものが多くあります。

そして鳥取県には意外にも温泉地がちらほらとあります。
温泉地は約10箇所あり、そのうちの6箇所の温泉地を巡ってきました。

鳥取の温泉は山の奥にあったり、海の近くにあったりと場所を問わず温泉が湧いています。鳥取に訪れた際の宿選びや日帰り温泉の選択にご参考ください。

鳥取県の温泉地を巡る

岩井温泉

鳥取県の最も東に位置する温泉地です。
山陰本線の岩美駅からバスで10分ほど移動した場所にあります。

岩井温泉の歓迎 看板

岩井温泉はこじんまりとした温泉街ですが1200年もの歴史がありますので山陰の最古の湯と呼ばれているようです。

温泉街の規模は小さめで宿泊施設は3箇所しかないようです。
辺りにスーパーやコンビニの買い物できるところがないので
ただ温泉に入ってゆっくりとしていたい人向けの温泉地となります。

やや不便なためか観光客が少なく落ち着いた雰囲気ですのでリフレッシュするには最適な場所なのかもしれません。

岩井温泉バス停からすぐにある日帰り温泉施設
ゆかむり温泉

湯かむりというのは頭に手ぬぐいを乗せて、ひしゃくでポカポカと湯を叩きながら汲んでは頭にかむる珍しい風習のことを言うみたいです。
画像右のポスターのイメージです。

ゆかむり温泉の入浴料は大人380円でした。
地元の人向けの大衆浴場と言った雰囲気です。
石鹸やシャンプーなどのアメニティ類は一切無いので家から持参するか券売機で別途購入する形になります。
(お湯だけ洗いや湯シャンの人は気にしなくて良いですが)

浴場は熱めの湯船とぬるめの湯船の2種類がありました。
ぬるめのお湯はちょうど良い温度熱めのお湯は1分浸かるだけで十分な温度でした。だいたい50℃くらいでしょうか?
泉質は硫酸温泉です。

館内に横になれるくらい広い休憩スペースがあります。

岩井大橋

GOOD

・人が少ない
・温泉街の雰囲気が落ち着いている
・日帰り温泉の値段が安い

MORE

・宿泊できるところが少ない
・交通アクセスが不便
・近くに買い物できる場所がない

関金温泉

関金温泉は倉吉市の南側に位置する温泉地で倉吉駅からバスに乗って35分ほどかかるので少々アクセスしづらい場所にあります。

1250年ほど前に発見された温泉で無色透明無味無臭なお湯が特徴の温泉
となります。
泉質は単純弱放射能泉(ラジウム温泉)です。

関金温泉街
こちらもこじんまりとした温泉街です。

日帰り温泉施設のせきがね湯命館
入浴料は820円と少々お高めですが多種多様なお湯がありますので2時間くらいはゆっくりとくつろぐことができます。

もっと安価に入浴できるところでは元湯の源泉かけ流しの関の湯があります。

入浴料は200円でシャワーなどの設備は一切ありませんがただ単に入浴するだけでしたら、コスパが良いです。

地元の人しかいなさそうですので時間帯によっては浴場を独り占めすることができます。

関金温泉に宿泊したので宿についてもレポートしていきます。
関金温泉バス停から歩いて8〜10分のところにある湯楽里という場所に宿泊しました。



部屋は最低でも10帖あり、全室和室の部屋です。
さらにこの宿のすごいところは全室にキッチンがあるので自炊することが可能です。

過度なサービスはなく、ほとんどセルフサービスな宿ですが

・10帖の広い部屋
・キッチンで自炊ができる
・大きな冷蔵庫や電子レンジが各部屋にある
・もちろん温泉付き
と一般的なビジネスホテルより設備が良いのに
1泊の値段は入湯税込みで1人 4,110円と破格の値段でした。しかも1人だと土日で料金が変わらないのもポイントが高いです。


せっかくキッチンがあるので自炊をしてみます
基本的な調理器具は揃っていますが調味料は無いので持参が必要です。

共同調理室から炊飯器を借りてご飯を炊く


自炊したハヤシライスと野菜炒め

そして肝心の温泉ですが、浴槽は1箇所しかなく広くはないですが、安価で泊まらせていただいているので十分な施設です。


休憩室に鳥取県ならではの白バラ牛乳の自動販売機があります。

カフェオレ買いました!

こんなに熱く語ってしまいましたが残念なことに2024年3月末をもって湯楽里は閉館してしまうみたいです。
その代わりに隣にあるグリーンスコーレせきがねが2025年4月に向けて再整備しているみたいです。

湯楽里 破格の値段なのでおすすめしたかったのですけどね…

GOOD

・安く宿泊できる
・人が少ない
・温泉街の雰囲気が落ち着いている

MORE

・日帰り温泉は高め
・交通アクセスが不便(駅から離れすぎている、バスの本数が少ない)
・近くに買い物できる場所があまりない(ローソンはある)

三朝温泉

倉吉駅からバスで20分~25分ほどにある温泉地で米子市にある皆生温泉に
次いで入浴しに来る人が多い場所になります。

三朝温泉(みささおんせん)のお湯は、高濃度のラドンを含む世界屈指の放射能泉です。
ラドン熱気浴というのもあるそうで熱気浴室に15~30分ほど入り、体を温めて体の免疫力や自然治癒力を高めていく湯治もあるようです。

三朝とは「三晩泊って三回朝を迎えると元気になる」という
評判から来ているようです。

三朝温泉街 入口
三朝温泉は三徳川(みとくがわ)に沿って温泉街があります。
周辺は山に囲まれているので落ち着いた雰囲気の温泉地です。

恋谷橋


橋の真ん中に足湯があるかじか橋
三朝温泉の観光案内所
2023年3月末までたまわりの湯という共同浴場が併設されていましたが残念ながら閉館したようです。


三朝温泉名物の河原風呂
素っ裸で入れますがご覧の通り、脱衣所がこんな感じなので丸見えにならないように注意が必要そうです。

日帰り温泉として入浴させていただくのは清流荘です。
こちらは800円で内風呂2つと露天風呂1つの計3か所の温泉を楽しむことができます。

シャンプーやボディソープのアメニティはそろっていますがタオルは貸出していないので持参するか購入するかのどちらかになります。


宿泊施設なためロビーは広めです。

大浴場は豆狸の湯とさくらの湯で男女入れ替えとなっており、もう一つの内湯として白狼の湯があります。

お風呂の写真はとれませんので
公式サイトをご参照ください
特に露天風呂は非常に雰囲気がありました。
脱衣所と浴場が一体となっていまして服を脱いで5秒で温泉に入ることができます。

スーパーとコンビニの中間ぐらいのお店のプチマルシェ シンドウがありますので買い物はできますが、逆にそこしかお店がないので大掛かりな買い物には不向きだと思います。

宿泊施設は高い傾向にあり、基本1万以上するお宿がいっぱいです。
価格が安い宿もありますが、連泊しないと宿泊できないという決まりがあるようですので
宿泊の敷居は高いと思います。

鳥取県で2番目に人気の温泉地ですので、予約が取りづらかったです。
最初、三朝温泉に宿泊しようと考えていましたが、
空いてて手ごろな値段のお宿がなかったので狙っている宿があれば早めのご予約がベターです。

GOOD

・温泉街の雰囲気が落ち着いている
・日帰り温泉でも十分にゆっくりできる
・温泉施設が豊富にある
・関金温泉に比べるとアクセスは良い

MORE

・宿泊施設の値段は高めで安い施設はあまりない
・人気なので宿が取りにくい
・買い物できる場所があまりない

はわい温泉・東郷温泉


倉吉市の東隣にある湯梨浜町にある温泉地で東郷池の南側に東郷温泉、東側にはわい温泉が位置しています。
アクセス面だと東郷温泉はJR山陰本線の松崎駅の周辺にあり、はわい温泉は倉吉駅からバスで約15分ほどの場所ですので比較的アクセスは良いです。

泉質ははわい温泉・東郷温泉ともに硫酸塩泉となります。

公式サイトでははわい温泉・東郷温泉が一緒になっていますが別々にレポートします。

東郷温泉

JR松崎駅を下車するとさっそく東郷温泉の歓迎看板があります。
東郷温泉は松崎駅から燕趙園のあたりまでで完結しており、規模はかなり小さい温泉地ですがかつては鳥取県内で第二の集客力を持っていたようで毎年35万人ほど訪れていたようです。

ですので大型のホテルもあったようですが現在は宿泊できる宿が3つだけとなっています。

松崎駅から10分ほど歩いて燕趙園に隣接するゆアシス東郷 龍鳳閣に来ました。

中華風な建物ですが中身はスパ施設になっております。

中に入ると温泉むすめのはわい東郷浮乃さんがお出迎え

ゆアシスは水着着用で入れるバーデーゾーンと水着無しで入れる中国風呂とに別れています。

当然水着なんて持っているわけ無いので中国風呂だけ利用します。

バーデーゾーンまで利用できる全館利用だと890円
中国風呂だけの利用だと370円となります。
割引券があり、提示すれば少し安く入館することができます。

中国風呂は、一般的な銭湯くらいの広さで浴槽は1箇所しかありませんでした。
ゆアシスのメインは水着必須のバーデーゾーンで中国風呂は最後にひとっ風呂しとくか!という意味合いが強そうです。

ロビー
申し訳程度の中国要素

ゆアシス東郷 龍鳳閣はスパ施設なのでゆっくりと温泉に入りたいなら少々値がはりますが養生館水明荘の日帰り温泉を利用するのがベターだと思います。

はわい温泉

鳥取県内では4番目に入浴する人が多い温泉地で
「はわい」「羽合」と書きます。
アメリカのハワイをなぞらえてつけられたわけではなく周辺が羽合という地名なのではわい温泉です。

東郷温泉が近くにある関係から昭和初期から後期かけては「新東郷温泉」と呼ばれていたみたいです。

はわい温泉から見た東郷池

ハワイ海水浴場

はわい温泉の日帰り温泉施設は温泉街から少し離れた場所にあるハワイ ゆ〜たうんです。

こちらもスパのような施設ですが、ゆアシスと異なり温泉だけの施設になります。

入浴料はゆアシスの中国風呂と同じく大人370円です。

お風呂はプールにお湯をはりました!という感じの広々とした浴場が特徴的で一度に50人が入浴できるみたいです。

お湯も立派な温泉を使っていますがプール感が否めず、温泉というよりも温水プールに浸かっているような感覚でした。

館内の様子

はわい温泉・東郷温泉はアクセスはそこそこいいのですが
日帰り温泉はスパみたいな感じでサッとひとっ風呂入るのには向いていそうです。
(旅館の日帰り温泉はゆったりできるかもしれません)

GOOD

・交通アクセスはそこそこ便利
・近くに燕趙園があって中国の雰囲気を味わえる
・湖畔にあるので景色は良さそう
・人が少ない

MORE

・日帰り温泉はあまりゆっくりできない(スパみたいな感じ)
・ゆアシスは水着あっての施設
・宿泊施設が少ない
・宿泊施設の値段は高め

皆生温泉

鳥取県米子市の皆生海岸に沿ってある温泉地
山陰最大級の規模で宿泊施設は20施設もあるので年間40万人前後の利用があり、鳥取県の中で一番、入湯客が多い場所になります。


皆生温泉は海に隣接している関係で、北は海岸、南は米子市街となっています。このことから米子駅からのアクセスが良く、周辺もスーパーやコンビニが充実しているので便利な上、海岸の景色や大山が眺められれるので景観も素晴らしいので人気の理由が分かります。

皆生温泉街
日本のトライアスロンは皆生温泉海水浴場が発祥みたいです。

皆生海浜公園
潮風の足湯という足湯が無料で利用することができます。


皆生温泉の源泉は60℃以上と滅茶苦茶、熱いので水で温度を下げながら足湯に浸かります。

日帰り温泉ではOUランドという施設があります。
シャンプーやボディソープなどのアメニティがない代わりに大人450円で露天風呂、ジャグジー、サウナなどを楽しむことができるのでコスパが非常に高いと思います。

今回は皆生温泉に宿泊することができたので宿の様子をレポートしていきます。

宿泊したのは皆生グランドホテル天水です。
こちらのお宿はシングルルームもありますのでお一人様でも気兼ねなく宿泊できたのが決め手となりました。

日曜日の晩に宿泊して12,100円(入湯税除く)でした。
思っていたよりも安価に宿泊できました。

天水は1967年創業なのでちょっと年季が入ってる感じの建物です。
中はちゃんとリニューアルされていますので綺麗でした。

部屋
ツインルームにグレードアップしてくれました。
ビジネスホテルと遜色ないバスがない洋室タイプのお部屋でした。

公式サイトで予約すると売店などで利用できる1500円分のクーポンがついてくるのでお土産代が浮きましたね

部屋からの眺望
恐らく一番安い部屋なのでただの街並みです。
こうしてみると温泉街のホテルというより街の中にあるホテルみたいですね
街の中にあるっていうのが皆生温泉の強みです。

ロビーラウンジ
ガーデンプールと日本海を見渡せます。
プールは夏になったら入ることもできます。

大浴場の入り口
大浴場は広くて綺麗で素晴らしかったです。
眺望は内湯は海を眺められますが露天風呂の方は仕切りがあって海はよく見えませんが
潮騒の音が聞こえてきますので雰囲気は感じられます。

脱衣所に大山の美味しい水が飲めるウォーターサーバーがありました。
3杯くらい飲んじゃいましたね

夕食

ハーフバイキングとなっていまして高級そうな器に地元で採れたもので作られている地の物旬菜盛りが机に置かれていました。
バイキングは茹でガニ、お造りなどがありました。種類は少なめで少数精鋭と言ったところでしょうか

そしてステーキ・お寿司・天ぷらをライブキッチンで調理してくれます。

バイキングは大抵 お腹がはちきれるくらいまで食べるのですがハーフバイキングだとゆったりと食事を楽しむことができたのでハーフバイキングも良いものです。

朝食
朝食はバイキングではなくておかずは用意されており、ご飯、みそ汁、飲み物だけセルフサービスとなっています。

バイキングでなかったのは少々残念ですが、食べ過ぎないのと何より残飯が出ないのでSDGsに則って地球にやさしいなと思いました。

また牛乳は鳥取の名産品の白バラ牛乳でしたので3杯も飲みました(笑)

白バラプレミアムの自動販売機がありました。


値段は340円で高級アイスの代名詞のハーゲンダッツとほぼ同じ値段でしたがせっかく来たので奮発して購入しました。
(ついでに近所のローソンで白バラフルーツも購入)

味は言わずもがな濃厚なミルクが口の中で広がるので温泉上がりにこれを食べると最高な気分になれると思いますね

皆生温泉の宿は他の鳥取の温泉地よりもお高めですが、泊まれば満足度の高い時間を過ごすことができそうです。

GOOD

・交通アクセスが便利
・街中にあるので買い物には不便しない
・宿泊施設や日帰り温泉が多い

MORE

・宿の値段は高め
・温泉街の閑静な雰囲気は感じにくい
・人が多いので希望する宿泊施設の予約が取りにくい

番外編

浜村温泉


鳥取市の西側に浜村温泉があります。
こちらは昔は賑わっていた温泉施設なのですが
日帰り温泉はなく、全身をお湯でつかれる温泉施設が1箇所しかありません。(宿泊客限定)


浜村駅の駅舎内にある浜村温泉の看板
かなり年季がある昭和を感じる看板


その他は足湯があり浜村駅前、ゆうゆう健康館けたか前広場、ヤサホーパークの3箇所があります。


鳥取の計6か所の温泉地を巡りました。
今回訪問できなかった鳥取温泉、吉岡温泉、鹿野温泉は機会があれば訪問したいなと考えています。

温泉を楽しむなら、日帰り温泉より宿泊して温泉街を散策してゆっくりする方が満足度が高いと思いますので、温泉に行くなら宿泊はマストでしたほうが良いと思います。

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