
鹿が我がもの顔で歩いてる稚内

日本の北に位置している島なので以前から行ってみたいなぁと思っていました。
ただ離島は移動手段が限られるのが難点です。
路線バスだと本数が少なくて、行程を立てるのも一苦労しそうですし、
離島のレンタカーはバカ高いので一人旅だと割高になります。
利尻島と礼文島にはこういった人を救済する移動手段の観光バスがあります!
観光バスは観光地を効率的に回れる移動手段で、路線バスみたく、
バスの時間を調べて、滞在時間は〇分で...って調べなくて良いですし、
一人旅だとレンタカーを借りるより安く移動することができます。
以前も小豆島で利用したことがあるので、利尻・礼文でも観光バスがないか?と思い調べてみるとありました。
宗谷バスが運行している観光バスで
利尻・礼文でそれぞれ2コース用意されています。
利尻
利尻Aコース 秀峰利尻富士めぐり
所要時間 3:10
姫沼、オタトマリ沼、仙法志御崎公園、野塚展望台(車窓)
利尻Bコース 大自然利尻めぐり
所要時間 3:15
神居海岸パーク、利尻町立博物館or利尻町郷土資料館、仙法志御崎公園、オタトマリ沼
礼文
礼文Aコース 夢の浮島礼文めぐり
所要時間 3:50
スカイ岬、スコトン岬、桃台猫台、北のカナリアパーク
礼文Bコース 礼文スポットめぐり
所要時間 2:25
スカイ岬、スコトン岬
利尻Aコース&礼文Bコース
礼文Aコース&利尻Bコース
を選択すると利尻と礼文を稚内から1日で巡れます。
※季節によって立ち寄る場所などが異なりますのでホームページやパンフレットをよく確認してください。
観光バスのメリット・デメリットをまとめてみました。
観光バスに乗って利尻・礼文を観光してみた
※天気が最悪だったので写真映えは皆無です。
まず観光バスに乗るためには事前に予約が必要です。
インターネットでの予約は受け付けておらず、電話での予約のみとなっています。
端的に
利用するコース名
日時
人数
を伝えます。
それらを伝えると予約番号を言い渡されます。
後でフェリーターミナルで料金を払うときに必要になりますのでメモをとって控えましょう。
筆者ゆうひは
礼文Aコース&利尻Bコースの組み合わせで観光することにしました。
ハートランドフェリーは距離に関係なく学割が適用されます。
学生の方は活用してください。
礼文Aコース

稚内 6時30分発の礼文・香深行のフェリーに乗船
2時間船に揺られて香深フェリーターミナルに到着します。

支払い方法は現金かPaypayを選択できます。(宗谷バスはPaypayが使えるのでありがたい)

観光バスは2台体制で運行されているので、車内はゆとりがありました。
コロナだったので、車内での飲食は厳禁でした。

香深フェリーターミナルを発車


礼文島は南北を移動する道路が島の東側にしかなく、島の西側はトレッキングコースになっています。

久種湖の横を通過
スカイ岬

最初の目的地の澄海岬(スカイ岬)に到着しました。
駐車場から岬の展望台までは少々階段を上らなければなりません。
岬に行く途中で、礼文は花の浮島と言われていまして、
低い場所に高山植物が咲くんですよ~という説明を受けました。
ぶっちゃけ植物にはあまり興味がないので話半分に聴いていましたが、
高山植物が好きな人にとってはたまらない場所なんだなとは思います。



スカイ岬の眺望

続いて、日本最北限のスコトン岬にバスは来ました。
日本の最北端は宗谷岬ですが、スコトン岬は日本「最北限」と名乗っています。
最北限というのは何なのか? ガイドさんによると日本領土で北海道などの本土ではなくて離島の一番北を指す言葉だ と説明されました。
ネットとかで調べてみるとどれも曖昧でしたが、より最果て感を出すための言葉なのかなと思います。
※北方領土を含めると最北端は択捉島のカモイワッカ岬が最北端になります。
宗谷岬より最果て感が強い場所です。
スコトン岬からトド島が見える

最北限のトイレ
ガイドさん曰く映えスポットらしいです。
スコトン岬は風が強くてどうしようもないらしいですが、この日は風が強くなかったのでラッキーだったみたいです。
桃台猫台展望台


スカイ岬とスコトン岬は何とか曇りで済んでいましたが、ここに来て雨が降ってきました。

北のカナリアパーク
2012年に公開された映画「北のカナリアたち」のロケ地として2013年にオープンした公園

実際にこの場所に小学校があったわけではらしいです。

ひどい雨で写真を撮るのもいっぱいいっぱいでした。

晴れていたら、利尻富士がこう見えるらしい。
4時間弱の行程を終えて、香深フェリーターミナルに戻ってきました。
これにて礼文Aコースは終了です。
時間は割と余裕をもって設定しているらしく、予定よりも早くフェリーターミナルに戻ってきました。
利尻Bコース
礼文島から利尻島に移動し、利尻Bコースの観光バスに乗車します。
沓形フェリーターミナルから鴛泊フェリーターミナルに反時計回りに進んでいくコースになります。

利尻の観光バスも2台体制での運行になっていたので車内はゆとりがありました。

礼文は途中からひどい雨でしたが、利尻に着いたときは曇りでした。

最初に着いたのは、神居海岸パークです。


ここで40分くらい時間を取っており、ウニ剥きの体験ができるみたいですが、
有料だし興味がないので時間を持て余していました。
カムイテラスからの眺望
熊が寝ているように見えることから寝熊の岩と呼ばれているようです。
車内から見ました。
続いてやってきたのは仙法志御崎公園です。
利尻島の最南端に位置しており、利尻富士がとても綺麗に見えるスポットとして有名ですが、残念ながら曇天だったので利尻富士は見えなかったです。
この場所は海抜0mらしくそこから海抜1000m以上ある利尻富士を眺めることができます。
晴れている日はこのように綺麗に利尻富士を拝めることができます。
利尻は昆布が名物で昆布のお土産を購入する時間がありました。
購入したのは昆布もちと利尻昆布ラーメンです。
利尻昆布ラーメンは稚内の宿に戻って調理して食べました。
さっぱりとした味わいでした。
※イメージ
バスは利尻町から利尻富士町に入りました。
利尻島はそれほどドでかい島ではないですが利尻町と利尻富士町の2つの自治体が存在します。
1つの島で自治体が分かれているのは珍しいですね。
ガイドさんによると両自治体は仲が悪いらしい?
オタトマリ沼
沼の周り1.5㎞を一周できる遊歩道があります。
ここが一番「利尻」っぽいなぁと思いました。
晴れていれば利尻富士が見えてもっと最高なんですけどね(n回目)
売店で味噌バターホタテを食しました。
利尻郷土資料館
最後に旧鬼脇村役場を改装した利尻島郷土資料館を見学します。
入館料は200円ですが、観光バスの値段に入館料が含まれていますので、そのまま見学することができます。
小さい資料館ながらなかなか見ごたえのある所でした。
そして、バスは執着の鴛泊フェリーターミナルに到着し、利尻Bコースは終了となります。
利尻・礼文の有名スポットを効率的に周りたい人におススメ!
1日で利尻と礼文の有名スポットを観光することができました。
天気には恵まれなかったですが、利尻と礼文の雰囲気を堪能することはできました。
利尻・礼文の観光バス、それぞれを移動するフェリーで1万円はかかってしまいますが、車を運転しなくて良い、バスとかの乗り継ぎを考えなくて良いと考えると十分すぎるくらいのリターンだと思います。
利尻・礼文に立ち寄る機会があれば、観光の方法の手段として検討する価値アリです!

今度は原付を借りて周遊したいなぁ















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