【使い勝手がよろしくない?】 中国エリアどこでもきっぷ・北陸エリアどこでもきっぷがあまりお得ではない理由

旅行

こんにちは!

ゆうひ
ゆうひ
最近 西日本に行く機会が多い

筆者ゆうひでございます!

先日 12月の下旬を持ちましてJR西日本が珍しく大盤振る舞いをした
JR西日本どこでもきっぷ・関西どこでもきっぷが販売を終了しました。
それをとって代わるように
中国どこでもきっぷ北陸どこでもきっぷの発売が発表されました。
 
URLを参照していただけると分かりますがきっぷの名前の通り、
中国エリアどこでもきっぷなら中国地方のエリアが乗り放題
北陸エリアどこでもきっぷなら北陸地方のエリアが乗り放題の切符になります。
 
しかしこの両きっぷは一見オトクに見えますが実はそうでもないことが判明しました。
 
この記事では中国どこでもきっぷと北陸どこでもきっぷがあまりオトクではない理由を記述していきます。

中国どこでもきっぷと北陸どこでもきっぷの概要

 
中国エリアどこでもきっぷ

・値段 おとな 7,000円 こども 3,500円
・有効範囲 岡山県、広島県、鳥取県、島根県、山口県のJR路線

 

北陸エリアどこでもきっぷ

・値段 おとな 6,000円 こども 3,000円
・有効範囲 福井県、石川県、富山県のJR西日本路線

とざっくりこのような概要となっています。
両きっぷ共通として

・有効日数は2日間
・期間は1月7日~4月10日(購入は7日前から)
・新幹線・特急の自由席が乗り放題
です。
 

オトクではない理由

うまい話には裏があるということで
中国エリアどこでもきっぷと北陸エリアどこでもきっぷが決してオトクではない理由を挙げていきます。

宿泊を抱き合わせで購入しなければならない
中国エリアどこでもきっぷと北陸エリアどこでもきっぷは駅の券売機に行って料金を支払えば購入できないみたいです。
この両きっぷを利用するのにあたり
旅行会社限定の発売であり、宿泊するホテルとセットで料金を支払うことにより利用できるみたいです。

2日間有効なら宿があってもいいじゃんか!

とお思いの方もいると思いますが、その辺の安いホテルではなくて、ある程度良いホテルと抱き合わせで販売してきます。

基本。1人旅が多いであろう皆様の場合は
旅行会社特有のおひとり様いじめでさらにツアー料金が傘増しされてオトク感が薄くなります。

某旅行会社の中国エリアどこでもきっぷのホームページを見てみる
1名1室だと切符代込みで13,500円みたいです。
中国エリアどこでもきっぷ単体の値段は7,000円なので残りの6,500円は宿代ということになってしまいます。

いくら切符の値段が安くても宿代と合わせて倍近くかかるならオトクとは言えませんね…

筆者ゆうひだったら6,500円だと下手したら3日分くらいの宿代となりそうなので
ホームページをそっ閉じしました。

JR西日本管内以外の人が使うのは難しい
宿がセットではないと切符が利用できないことは分かった!
それでもこの切符を使って旅をしたいぞ!
という方もいらっしゃると思いますがこの中国エリアどこでもきっぷと北陸エリアどこでもきっぷを利用するにあたって第2の罠が潜んでいました。

それは発売箇所がJR西日本管内の主な旅行会社でしか販売されていないことです。

それはJR西日本どこでもきっぷ 2日間用もそうじゃん!

と声が聞こえてきそうですが
さらに厄介なことにこやつは

旅行会社のインターネットで購入できないのではないみたいです。

つまり直接、旅行会社に赴いて商品を購入しなければならないという制約があります。
 
コロナのない世界線で考えた切符かな?
と思うくらいインターネットという文明の利器をフル無視した商品なのです。
 
対面で購入するということはJR西日本管内以外の人はきっぷを購入するにはかなりハードルの高い話になります。
 
お金を出せばいいや~ と思ってたらそもそもそのきっぷを購入できないというオチです。
 
新幹線・特急の指定席に乗車する場合追加運賃が必要

JR西日本どこでもきっぷ・関西どこでもきっぷでは基本的には新幹線・特急の自由席が乗り放題でさらに6回までなら指定席で新幹線・特急に乗車することができました。

しかし今回発売される中国エリアどこでもきっぷ・北陸エリアどこでもきっぷでは指定席を乗車できる設定はありません。

新幹線・特急の指定席に乗車する場合は、別途 指定席料金を支払う必要があります。

通常期や閑散期ですと自由席の利用で事足りますが繁忙期の場合は指定席でないと安心して列車に乗車することができません。

さらに最近では、全車指定席の特急列車が増えつつあるので、自由席だけだとそれらの列車に乗車するためには追加の指定席料金が必要になります。

この点ではJR西日本どこでもきっぷ・関西どこでもきっぷより使い勝手が悪くなっています・

シンプルに使い勝手が悪い

エリア限定のきっぷですので京阪神はたまた関東や博多からだと使い勝手が悪いです。

中国エリアどこでもきっぷだと新幹線は東は岡山、西は新下関

北陸エリアどこでもきっぷは東は黒部宇奈月温泉、西は敦賀や小浜線となります。

エリア内まで移動するのにさらに追加料金が必要なので
結果、きっぷ単体の料金の2倍から3倍の値段がかかってしまいます。

旅行会社によっては大阪や博多の往復の新幹線の交通費がオプションでついているみたいです。

値段は往復で5,000円強で
先程のホテルとセットになったプランが13,500円と言いましたので合計で19,000弱かかります。

JR西日本どこでもきっぷの2日間の値段が18,000円でしたのでそれよりもお高くついてしまいました。

JR西日本どこでもきっぷはJR西日本管内全てが有効範囲に対して中国エリアどこでもきっぷ・北陸エリアどこでもきっぷでは地方のエリアに限定されてしまうのでこれまた不便になってしまいました。

そのエリアまでの移動費用を考えると結果的に値段が高く、きっぷによる自由度も低くなったので
シンプルに使い勝手が悪いなぁと思ってしまいました。

唯一無二のお得なきっぷではない

オトクなようでオトクではないエリア限定のどこでもきっぷですが
切符単体で販売されると仮定して本当に唯一無二のオトクなきっぷなのか?と問われればそうでない というのが問いの答えです。

調べればどこでもきっぷよりも魅力的なお得なきっぷがあれこれと出てきます。

中国地方では
どれもひとつの県限定の周遊きっぷになりますが

広島の広範囲で利用できるsetowaモバイルパスがあります。
こちらは新幹線は利用できませんが
連続3日間で
ワイドパスだと4,900円
ウエストパスだと3,450円
広島・松山パスだと4,800円です。
しかも観光地までのフェリーやバスにも乗り放題のうえ、ウエストパスと広島・松山パスだと入館無料の施設もあります。

岡山も同様にsetowaの周遊パスが発売されておりワイドパス、イーストパス、ウエストパスがあります。
こちらは新幹線は利用できませんが、特急券を買い足せば特急列車に乗車することができます。

広範囲のsetowa岡山ワイドパスは3日間で4,100円なので1、2回短距離利用で特急列車に乗っても中国エリアどこでもきっぷとどっこいどっこいです。

 


中国地方で1番コスパの良いきっぷは
新幹線&やくも早得3のオプション券として発売される
松江・出雲ミニぐるりんパスです。
目的地が米子、松江、出雲ならこっちのきっぷを購入した方がハイコスパで満足の高いものとなります。

新幹線&やくも早得3と松江・出雲ミニぐるりんパスとついては詳しく記事にしようと思いますが

まず新幹線&やくも早得3は座席の数が限られていますが大阪市内→米子が4,500円で新幹線と特急やくもを使って移動できる破格のきっぷです。

さらにオプション券の松江・出雲ミニぐるりんパスは特急列車の自由席が乗り放題かつ松江や出雲のバスが乗り放題、挙句の果てにはお高い入館料がかかる観光スポットもこのきっぷがあれば無料で入れます。
これだけてんこ盛りで3日間有効の4,500円ですから驚きですね

北陸地方では


土休日いつでも使える北陸おでかけパスがあります。
新幹線使えず、特急列車も追加で特急券が必要の1日有効で2,500円ですが
JR線ではないIRいしかわ鉄道・あいの風とやま鉄道・えちごトキめき鉄道が乗車可能で北陸エリアどこでもきっぷよりもフリーエリアが広いです。

関東から北陸に来る場合は
新幹線eチケットやえきねっとトクだ値のオプション券として
北陸周遊乗車券があります。

こちらは北陸おでかけパスと同じフリーエリア”連続2日間有効で2580円になります。

特急乗り放題だと
JR東海から発売する北陸観光フリーきっぷがあります。

こちらは静岡・浜松・名古屋から北陸への往復と北陸エリアの特急の自由席が乗り放題となっています。

一番値段の高い静岡発でおとな 19,360円になります。
有効期間は長い4日間ですので東海エリアに住んでて北陸に旅に行く際はこちらの切符が大変オトクになります。

とこのようにコスパの良いオトクなきっぷは探せば見つかるので
自分の旅の目的に合わせて適切な切符を利用した方が安くて満足度の高い旅になると思います。


 

今回は中国エリアどこでもきっぷと北陸エリアどこでもきっぷをこれでもかというくらいオトクじゃないと言い続けてしまいました。

あくまで筆者ゆうひの個人的な主観ですので人にとっては夢のような切符かもしれません。

JR西日本はこう少々頭を使わせるような切符を発売してくるので外面だけに騙されずに
「本当にこの切符はオトクに旅ができるのか?」としっかり吟味して
買うか買わないかを見極める必要があるかもしれませんね

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