こんにちは！
ゆうひ
広島 通算5，6回目の訪問だった
筆者ゆうひでございます！
ICTを活用して自家用車以外のすべての交通手段による移動を１つのサービスとしてとらえ、シームレスにつなぐ新たな移動の概念をMobility as a Service(Maas)と言います。
公共交通機関の移動をメインに行っていますが今までMaasは利用したことがなかったのですが
JR西日本のMaas商品であるsetowaの広島ワイドパスを利用する機会がありましたので
使ってみての感想などを記述していこうと思います。
setowaとは
setowaは瀬戸内エリア(岡山・広島・山口＆四国)のスポット紹介や旅のスケジュール作成、旅で使えるオトクなチケットの購入に至るまで瀬戸内エリアの旅行をサポートする「観光ナビ」みたいです。
setowa周遊パスの使い勝手
メリット
一日あたりの値段が安い
周遊パスの有効期限は県の限定エリアだと2日間、県全域だと3日間の有効期限があります。
広島ワイドパスを例に挙げると
おとな 4,600円で3日間有効なので1日当たりで換算すると1500円ちょっとと18きっぷの1日あたりの値段より安価に設定されています。
それでいて利用できるのは鉄道だけではなくバスやフェリーにも乗れることができますので
1つのエリアや県を周遊するならばsetowaの周遊パスを購入したほうが断然にお得になります。
スマホでいつでもどこでも簡単に購入できる
スマホで全て完結するので周遊パスを購入するのも払い戻しするのもスマホでいつでもどこでも操作できます。
紙の切符を購入する際は切符が販売されている駅まで交通費を支払って移動しなくてはならないですが
スマホで購入出来るsetowaアプリは自分の最寄駅やエリアの一番端っこの駅から利用することができますので交通費の節約になります。
(山陽本線でいうと一番東は大門、西は岩国から利用できます。)
ただエリア内から乗車してエリア外で降車するときの乗り越し清算はめんどくさそうなのでエリア内で一旦降車したほうが良さそうですね
利用できる交通機関が豊富
鞆の浦～尾道で運行される
瀬戸内クルージングの船 通常2500円かかりますがsetowa広島ワイドパスで乗船できるのでこれで半分は元が取れます。
JRのフリーきっぷは通常、鉄道路線のみもしくは少々のバス路線が利用できますがsetowaの周遊きっぷは鉄道、バスの他にフェリー、ロープウェーなど多種多様の交通機関が利用できるよう設定されています。
鞆港バス停にて
通常だと電車に乗るために運賃を払って、バスで移動する際に運賃をさらに目的地が山の上にあってロープウェーを利用する場合はさらに追加で運賃がかかってしまいますが
setowaの周遊パスは電車、バス、ロープウェーが周遊パスの範囲に含まれていますので
いちいち券売機に並んで切符などを買う手間を省くことができ、周遊パスを提示するだけであらゆる交通機関がパスすることができます。
割引になるクーポンがついてくる
setowaでは食事・買い物・宿泊がオトクになるクーポンが利用できます。
改札と同じくsetowaの画面を提示することによってだいたい10％引になります。
クーポンが使えるお店などは上記のIRLでご確認ください。
デメリット
改札を通るときなどアプリを立ち上げて提示しなくてはならない
setowaアプリを利用してみて思ったことはアプリの立ち上がりがとても遅い印象でした。
改札やバス・フェリーに乗り降りするときに上の画面を提示しなくてはいけないのですが
アプリを開いたらこの画面がずっと表示されているわけではなく、最初のスタート画面に引き戻されてしまいます。(ただでさえ18きっぷとかの有人改札でしか通過できない切符を提示するのもめんどくさいタイプなので…)
スッと切符代わりのあの画面が立ち上がればいいのですがこのsetowaアプリ、妙に重くて画面が表示して提示するまで15～30秒ほどかかってしまいます。
通信容量だったり電池を食ってしまうのでモバイルsuicaのようなスムーズな乗り降りにはまだほど遠いです。
四国でもsetowaの周遊パスを使うことができるのですが四国は電波が悪いところが悪くてネットを使わなくてはいけないsetowaとの相性が悪いとアプリのレビューに書かれていました。
JR線というかICOCAが利用できるエリアはICOCAをタッチすることで通過できるみたいです。
モバイルICOCAが開始されたらスマホでも改札を通過することができるのでしょうか？
setowa 広島ワイドパスで行ける場所
尾道(尾道市)
広島の外せない観光地の尾道
山も海もあることから
箱庭的都市と呼ばれています。
尾道は坂の街で千光寺まで歩いて登ろうとすると体力がある人でも尋常じゃないほど息切れしていまします。
広島ワイドパスでは千光寺ロープウェーを乗車することができますので楽々と絶景を拝むことができます。
天寧寺三重塔と尾道水道
千光寺にて
坂が多く、細い道も多い尾道
こういう路地裏な雰囲気が好きな人にとってはたまらない街だと思います。
鞆の浦(福山市)
広島の一番東にある福山市にある鞆の浦 福山駅からバスで30分ほどでアクセスできます。
鞆の浦は「崖の上のポニョ」の舞台の元ネタになった場所みたいです。
奥に見えるのは仙酔島です。
鞆の浦のランドマーク 常夜燈
鞆城展望地から観た鞆の浦の街並み
広島ワイドパスや岡山ワイドでは仙酔島に行く福山市営渡船もエリア対象となっています。
大久野島(竹原市)
大久野島のアクセスは忠海港から向かう航路と三原から向かう航路の2航路があります。
広島ワイドパスではこの2航路どちらも使えます。
呉線の忠海駅近くにある忠海港からフェリーで15分でいける無人島の大久野島
別名 うさぎの島とも呼ばれています。
人は住んでいませんがウサギは900羽近く生息しています。
うさぎカフェもびっくりなほどあちこちにウサギがいます。
ウサギの餌は忠海港近くの売店で販売されています。
餌に群がるウサギ達
発電所跡
大久野島はかつて毒ガスを製造していた黒い歴史があります。
毒ガスを製造していた遺構が島全体にあります。
餌を食らいつくウサギ
大崎下島(呉市)
広島ワイドパスではフェリー航路が充実しており、中でも竹原からフェリーで45分かかる大崎下島もエリア範囲に含まれています。
なかなか離島はきっかけがないと行く機会がないので周遊パスで行けるのはありがたいです。
大崎下島の東に位置する御手洗地区は伝統的建造物が保存されています。
住吉神社境内にある石の高燈籠
鞆の浦といい瀬戸内はやたらと燈籠が多い印象です。
足長小学生の看板
戦後すぐに全国で設置されていましたが1963年以前に姿を消したようです。
70年以上前の看板なのでかなり年季が入っています。
以前は奥にある石段付近に設置されていましたが現在の場所に移設されたようです。
歴史の見える丘からの眺望
目の前にあるのは愛媛県の岡村島になります。区分的には四国ということになります。
本州と四国の境界はこのあたりになるということですね
御手洗地区は昭和から時が止まったような古い街並みが保存されていますのでただ単に散歩するだけでも風情がある場所です。
宮島(廿日市市)
広島に行ったら必ず行くであろう有名観光地の宮島
山陽本線の宮島口駅からフェリーで行くことができました。
広島ワイドパスでももちろんフェリーを利用することができます。
厳島神社
奈良公園に次ぐくらい野生のシカが多い宮島
紅葉も綺麗に見えますので秋に行くのがおススメです。
弥山の景色
ロープウェーを乗り継いでいくとこのような絶景を観ることができます。
岩国(山口県岩国市)
広島ワイドパスで行ける西端 岩国
岩国の有名な観光名所である錦帯橋は岩国駅から少々離れていますのでバスを利用しますが
バスは広島ワイドパスの対象外となりますので注意してください。
錦帯橋 吉香公園側
錦帯橋の通行料とロープウェーの上り下り、岩国城の入城料がセットになったセット券が970円で
販売されています。
錦帯橋を渡ると吉香公園があります。 銅像は吉川広嘉公像
佐々木屋小次郎商店という名のソフトクリーム屋
300円から500円を超える多種多様のソフトクリームが販売されています。
隣にはむさしという名のソフトクリーム屋があり、ソフトクリームの種類は200近くあるようです。
ソフトクリームの種類が多すぎて決断に時間がかかりましたが選んだ味はロイヤルミルクティー味(400円)
ロイヤルミルクティーというコクのある珍しい味もそうですが、ソフトクリーム自体の質の良さが実際に食べてみて感じました。 400円の価値ありです！
吉香神社 周辺のお堀
落ち着いた景色が堪能できます。
吉香公園裏にある城山をロープウェーで上り岩国城に行くことができます。
現存天守閣ではないですが刀や鎧などが展示されています。
setowaアプリを利用して様々な交通機関を利用して広島をめぐってみました。
現状、setowaでは岡山・広島・山口・四国で周遊パスを展開しています。
setowaというからに瀬戸内海の周辺のみ観光できるMaasかもしれませんが今後のエリア拡大などを
期待したいですね
現在、実証実験で行っているICOCAを連携させて改札をスムーズに通れるようになってほしいと切に願います。
ゆうひ
ICカードで結びついてタッチで改札とか通れると便利になると思いますね
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