【西武vs小田急&東急のシェア争い】 西武グループの伊豆箱根バス乗り放題の箱根旅助けで箱根を周遊!

前回 箱根フリーパスを使って箱根を周遊しました。
箱根で運行している公共交通機関ほとんどで使用できるのですが唯一使えないものがありました。
 
それは白地に青・赤・緑カラーの伊豆箱根バスです。
 
なぜ箱根フリーパスと言われているのに伊豆箱根バスは使えないのでしょうか?
 
それには箱根観光地開発が起因しています。
 

箱根山戦争とは

簡潔に言うと箱根の観光地開発において西武グループと小田急はたまた東急グループの交通機関を整備するための縄張り争いのことを箱根山戦争と言うみたいです。
 
ここで書き出すと膨大な記事の尺と時間をとることになりますのでここでは先人たちがとりまとめたものを紹介します。
詳しくはこちら

 

テツヲタニコフさんの動画で懇切丁寧に説明されています。この動画を観てかつて箱根で起こった熾烈な争いを知ることができました。

結果的には和解という形で争いは終わったのですが熾烈な争いの名残が各会社で発売されているフリーパスに影響していました。

箱根旅助けで箱根周遊

西武グループである伊豆箱根バスには伊豆箱根バスで使える箱根旅助けというフリーパスが存在しています。

箱根の観光で使用するフリーパスは箱根フリーパスが浮かびます。

箱根フリーパスは小田急グループが販売していますので箱根登山電車や箱根登山バスで使用することができますが西武グループである伊豆箱根バスは別運賃が必要になっています。

一方 西部グループである伊豆箱根バスが販売している箱根旅助けは箱根フリーパスを補うかのように伊豆箱根バスや箱根駒ヶ岳ロープウェーなどがフリー乗降に含まれています。

箱根旅助けはコンビニのチケット発券機で発券でき

伊豆箱根バスの事業所で本券と引き換えることができます。今回は小田原駅前の事業所で引き換えてもらいました。

ほとんどの路線は箱根登山バスのルートに重複しています。 中には共同運行するところもあります。

大涌谷を経由する大混雑でなかなか大涌谷に着かなかったです。

ライオンズカラーのバス
デザインの観点からは箱根登山バスよりこっちのほうが好きですね
 
箱根園から見た芦ノ湖
 
箱根園水族館
西武グループの開発拠点であった箱根園
東急・小田急グループである箱根登山バスは箱根園に乗り入れておらず伊豆箱根バスのみでしか行けない場所になっています。
 
箱根園の中にある箱根園水族館は日本一高い海水水槽がある水族館です。
 
この箱根園水族館は通常では大人1500円かかりますが箱根旅助けを提示することで入園することができます。
 
水族館に入ると大きな海水の水槽があります。ちなみに海水は伊豆・三津シーパラダイスから毎日持っているそうです。
 

海の生物たちが優雅に泳いでいます。
 
カクレクマノミとナンヨウハギ
ファイディング・ニモ コンビです。
 
魚眼ガラス
魚はこういうに見えているみたいです。
目で見えるよりも奥行きがあります。
 
水族館ですけどヒツジやガチョウがいました。
 
古代杉の池 
箱根は火山噴火により杉が池に埋まるほど地形変化を繰り返していることになります。
 
日本一のラッコ ウィーリー
28頭のこどもを残したレジェンドラッコ
少子化を食い止めていますね
 
首長竜のように長い首の亀
物珍しいですね
 
箱根園水族館の目玉の温泉アザラシ ビリー
ダダ広い水槽を一匹で優雅に泳いでいました。
 
ペンギン
 
コツメカワウソ 
飼育するのがめちゃくちゃ大変な動物園みたいです。
中々 素早いヤツらで撮影するのに一苦労でした。

箱根駒ヶ岳
箱根駒ヶ岳ロープウェーは箱根旅助けを提示すれば自由に乗降できます。

箱根駒ヶ岳ロープウェー乗り場入口
 
20分間隔で運行されています。
大容量ゴンドラに乗って移動します。
 
頂上まで約8分の移動 距離にして約1.7㎞ 標高は600mほど登ります。
 
この景色はまだまだ序盤でこれからどんどん標高が高くなっていきます。
 
中間地点で頂上から来た反対側のゴンドラとすれ違う
 
麓から約8分 駒ヶ岳をほぼ登りきりました。
 
箱根元宮がある以外はダダ広い平原になっています。
 
頂上からの景色
芦ノ湖全体を見渡すことができます。
 
箱根元宮
パワースポットとして有名です。
 
この謎の石の物体はストーンサークル と呼ばれているみたいです。
歴史がある場所なので謎が多そうです。
 
箱根駒ヶ岳ロープウェーの山頂駅
寂れていてレトロな雰囲気を醸し出しています。
1963年の開業以来リニューアルしてなさそうですね
 
相模湾展望広場
かつて駒ヶ岳ケーブルカーがここで発着していました。
 
このあたりが駒ケ岳頂上駅があったところ
麓の登り口駅はアクセスがあまり良くない場所にあったために客足が遠のいてしまい2005年に廃止されてしまいました。
 
伊豆箱根鉄道も小田急箱根グループの箱根ゴールデンコースような
バスやケーブルカー・ロープウェーを乗り継いで箱根を周遊できるルートを開拓したかったのかもしれませんね
 
駒ヶ岳山頂全体
 
ロープウェー下り
紅葉が綺麗ですね

遊覧船
西武グループである芦ノ湖遊覧船に乗船します。
小田急傘下の箱根観光船の海賊船のような派手派手なものではなく一般的な遊覧船です。
 
湖尻、箱根園、元箱根港、箱根関所跡港の4港を結んでいます。
 
箱根園港から元箱根港の航路に乗船します。
箱根園港は水族館の裏手にあり若干分かりづらい場所にありました。
 

船内の様子
乗船客は10名ほどでガラガラです。
 
展望デッキ
 
なお元箱根港と箱根関所跡港は伊豆箱根の芦ノ湖遊覧船と箱根海賊船で港の位置が異なります。
 
箱根海賊船の港のほうが主要スポットのアクセスが良いかなと思います。
 
かといって互いの港の行き来は5分で行けるのにそんなに離れているわけではありません。
 

芦ノ湖遊覧船の元箱根港
 
湯河原
箱根から南に移動して湯河原へとやって来ました。
 
湯河原にもバス路線があり真鶴方面に行くバスと温泉街などがある奥湯河原方面に向かう路線があります。
 
しかし真鶴方面は本数が極めて少ないみたいです。 観光案内所でも念を押されました笑
 
一方奥湯河原方面は1時間に3本バスが出ていますが箱根登山バスとの共同運行で交互に発着していますのでフリーパスを持っていると実質40分間隔になってしまいます。
 
近くに湯河原の温泉が密集している藤木橋バス停
 
 
The Ryokan Tokyo YUGAWARAにて宿泊
 
だるま滝
 
不動滝入口
 
 
階段を登ると不動滝が見えてきました。
左側は温泉の湯気が立ち込めており熱湯の滝なのでは?と錯覚する不思議な感覚でした。
 

 
奥湯河原バス停にて
この先 湯河原パークウェイを経由して箱根関所跡に至る路線がありますが昼に1本しかない希少路線です。
(現在は無期限運休となっています。)
 
熱海から行くには伊豆箱根バス一択!
小田急傘下の箱根登山バスとシェア争いが激しいですが一部区間だけ伊豆箱根バスの独占区間があります。
 
それは熱海から十国峠を経て箱根関所跡に至る結ぶ路線です。
 
この区間は箱根登山バスは走って一切走っておらず箱根フリーパスでは行けない区間です。
十国峠を通る道路はかつて伊豆箱根鉄道が運営する自動車専用道路だった名残です。
 
熱海駅バス停から発着する伊豆箱根バス
 
静岡県は伊豆箱根バスの方が優勢なのでしょうか?(一応 伊豆急行は東急グループですが)
 
ということで
様々な乗り物を楽しみたい人は箱根フリーパス
マイナーな箱根観光を味わいたい人は箱根旅助けと使い分けるのがいいかもしれませんね
 
あるいは両方のフリーパスを買って箱根の全てを周遊するのも大アリですね
 
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箱根フリーパスで箱根を周遊した記事です。
 
https://www.yuyusora.com/75965973/
十国峠に訪問した記事です。
 

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