信州・飛騨をバスで巡る!信州・飛騨アルプスワイドフリーパスポート徹底解説

バス

長野県第2の都市 松本と


岐阜県の有名な観光地の高山は険しい山を越えなければなりませんが、距離にすると100kmもなく、意外と近い感じがします。

松本と高山の間に上高地や奥飛騨などの観光地がありますがこれらの観光地に移動するためのバスが乗り放題のフリーパスが


信州・飛騨アルプスワイドフリーパスポートです。


このフリーパスはアルピコ交通濃飛バスの大半の路線が4日間乗り放題になります。

上高地や乗鞍、奥飛騨の温泉、はたまた白川郷や下呂などを巡るのにおすすめなフリーパスになります。

信州・飛騨アルプスワイドフリーパスポートの基本情報

値段
春・夏・秋(4月中旬〜11月中旬)
大人 14,000円 子供 7,000円 通常
大人 16,300円 子供 8,150円 新穂高ロープウェイ付き

冬(11月下旬〜4月上旬)
大人 12,000円 子供 6,000円 通常
大人 14,300円 子供 7,150円 新穂高ロープウェイ付き

適用期間 4日間
発売期間 通年
有効範囲 リンク先 参照

その他
券面提示で割引になる施設有

信州・飛騨アルプスワイドフリーパスポートは値段の種類が4種類あります。
通常と新穂高ロープウェイの往復乗車券付きの2種類とさらに春・夏・秋、冬の2種類に分かれます。

冬用は上高地と乗鞍の路線が冬季不通になるので2,000円安くなっています。

子供用はちょうど半分の値段みたいです。


新穂高ロープウェイの往復乗車券付きも選ぶことができます。
追加料金は2,300円で通常料金で往復すると3,800円となりますので
1,500円分割引で乗車することができます。

信州・飛騨アルプスワイドフリーパスポートの凄いところ

東は松本、西は白川郷とフリーエリアが広い

ワイドフリーと銘打ってだけあってフリーエリアがかなり広大です。


東は松本で浅間温泉やら美ヶ原温泉


西は白川郷


南は下呂


北は奥飛騨の新穂高と

かなり広い範囲のバス路線をカバーできます。

計画的に行動しないと4日間では全部の場所を訪れることはできません。

松本では市内を巡回するタウンスニーカー
高山では同じく高山市街を循環するさるぼぼバス
に乗車することができますので細かい移動でも利用することができます。

ほどほどにコスパが良い

冬以外の通常版でお値段が14,000円とフリーパスにしてはなかなか高値ですが、そもそもアルピコ交通や濃飛バスの運賃は建設費や環境保全やらなんやらで高めに設定しています。

例えば高山から白川郷までですと片道の運賃が2,600円ですので往復だと5,200円かかります。
これだけで既にフリーパスの値段の1/3になっていますので元を取るのはそんなに難しくはありません。

主要な区間の運賃は以下の通りです。

区間 片道運賃
松本~高山 4,400円
松本~上高地 3,260円(鉄道 710円、バス 2,550円)
松本~浅間温泉 340円
上高地~平湯温泉 1,500円
松本~乗鞍山頂 4,110円
高山~乗鞍山頂 3,400円
高山~新穂高ロープウェイ 2,200円
高山~平湯温泉 1,600円
高山~白川郷 2,600円
高山~下呂温泉 1,060円

運賃は1,000円台がデフォルトみたいな感じなので3日以上、周遊をするなら持っておいて損は無いです。

また、アルピコ交通や濃飛バスはICカードの類を利用することはできませんので、
通常で乗車すると現金払いになります。
バスでの現金払いは面倒臭いので
券面だけを見せて降車できるというメリットもあります。

有効期間が4日と長い

アルプスワイドフリーパスポートは有効期間が4日と長めに設定されています。

しかも繁忙期は使えないといった制限はなく通年で利用することができます。

逆に4日間フルで使うのは難しく感じますね

鉄道でも乗れる


バスがメインのフリーパスですが、鉄道であるアルピコ交通上高地線に乗車することができます。


上高地に行くには鉄道のアルピコ交通上高地線に乗って、終点の新島々で上高地行きのバスに乗り換える必要があります。

松本~新島々は高山に行く、濃飛バスの松本線が運行していますが、上高地には行かないですし、この区間を並行して運行するバス路線が他にもないのでその措置だと思われます。

余談ですが、筆者ゆうひ このフリーパスでアルピコ交通上高地線の駅を全駅降りました(笑)

券面提示で割引が受けられる

エリア内の特定の観光施設でアルプスワイドフリーパスポートを提示すると割引価格で入館できます。
意外に割引してくれる施設が多いので、自分が行くところを事前にチェックしておきましょう。

https://www.alpico.co.jp/traffic/ticket/13/
特典 を参照

信州・飛騨アルプスワイドフリーパスポートの注意点

近年の値上げ額が激しい

信州・飛騨アルプスワイドフリーパスポート、運転手不足の影響か、度重なるリニューアル工事の影響かは分かりませんがここ3年での値上げ幅がすごいです。
2024年現在で春・夏・秋の通常版の値段は14,000円ですが
2023年は12,200円
2022年までは11,000円で購入できたみたいですので
3年で3,000円値上がりしたということになります。

前々からアルプスワイドフリーパスポートを使って旅に出たかったのですが、中々機会がなく気が付いたら3,000円 値上がりしてしまいました(涙)

今後も購入費用が高騰していくのが予想されますので、
上高地や奥飛騨に行く予定がある方は早めの行動をおすすめします。

予約制バスのルールが複雑

濃飛バスでは一部予約制のバスがあります。
松本~高山を結ぶ松本線がそれにあたります。

松本線だと電話でアルプスワイドフリーパスポートを持っているけど席だけ確保してほしいとお願いすると座席を確保してくれます。

逆に予約しないで飛び込みで乗ろうとすると乗車拒否されますので松本から高山方面、またはその逆の高山から松本方面に向かわれる場合は事前に予約しなければなりません。

他に白川郷方面に行くバスも予約制のバスがありますが、こちらは濃飛バスでも予約制のバスは乗ることができません。

予約制のバスは金沢や富山へ行くバスですのでそれ以外の予約制じゃないバスでないとアルプスワイドフリーパスポートで白川郷に行くことができません。

予約できるバスと予約できないバスが混在するので複雑です。

道路が不通だったり、ロープウェイが運休になっても値段は変わらない。

冬季で事前に計画的に閉鎖しているのは冬用を購入すれば良いのですが、
山岳地帯を走行するということから道路が長期間不通になったり、新穂高ロープウェイが長期間リニューアル工事を行ったりする期間がありました。


ほおのき平から乗鞍岳に行くバス路線も長らく不通になっていた。

この場合は、値段は一切安くならないので、あらかじめ自分が行こうとしているところはちゃんと行けるのかどうか調べる必要があります。


信州・飛騨アルプスワイドフリーパスポート なかなかに広範囲で移動でき上高地や奥飛騨など楽しめました。
今度は冬用を使ってみようかなと思います。

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