前から気になってはいたけど行けてなかったところがありました。
それは新潟県にある佐渡島です。
※ トキ – Wikipedia より
佐渡島と言うとイメージするのはニッポニアニッポンことトキをイメージする方が多いと思います。かくいう僕も佐渡島=トキという印象が強すぎてそれ以外何があるのかよくわからない島というイメージでした。
実は佐渡島って北方領土を除く日本にある本州、北海道、九州、四国そして沖縄本島に次いで面積の大きい島です。
国土交通省によると離島は北海道・本州・四国・九州・沖縄本島を除く島と定義されていますので北方領土を除くと佐渡島は日本最大の離島とされています。
これはくもんの日本地図パズルなのですがこのパズルのピースに佐渡島も入っていました。
佐渡島は都道府県でもないのにパズルのピースになるほど大きいことが伺えます。
島の大きさは東京23区よりも大きく島の周囲はだいたい大宮から新潟くらいの距離があるようです。
(パズルのピースを使って比較したかったのですが残念ながら佐渡島のパズルのピースだけなくしてしまいました(笑))
現在は佐渡島 パズルのピースになっていないみたいですね
佐渡島の行き方
現在 佐渡島へのアクセス方法は佐渡汽船のフェリーしかありません。
新潟と両津、直江津と小木の2航路あります。
メジャーなのはやはり新潟港と両津港を結ぶ航路です。
新潟港は新潟市内にあり少し頑張れば新潟駅から歩いてでも行ける距離にあります。

そこからさらにフェリーの種類も2種類ありカーフェリーとジェットフォイルがあります。
一般的な大型フェリーのことで車を載せて移動することができます。
値段 約2600円
時間 2時間半かかります。
自家用車を使って佐渡を旅行したい方やゆっくりと船旅を楽しみたい方また安く佐渡に行きたい方にオススメです。


旅客機用の水上ジェット機です。
値段 約6500円(予約方法によっては割引される)
時間 1時間
カーフェリーに比べて値段は倍以上しますが車を載せる必要もなくとにかく早く佐渡に行きたい方はこのジェットフォイルがおススメです。
カーフェリーとジェットフォイルの2種類がありどちらにしようか迷いましたが筆者ゆうひは折衷案として行きはカーフェリーでゆっくりと船旅をして帰りはジェットフォイルで爽快感を味わうことにしましたが、諸事情で結局往復ともにカーフェリーに乗ることになってしまいました。
それはこの記事の末文を読んでいただけるとお分かりになると思います。
カーフェリーの船内の様子です。
カーフェリーには1等2等という等級がありますが2時間半ぐらいの船旅だったら2等で十分です。
2等でもこのようにごろ寝スペースがありますしwi-fi が完備されているのでフェリーの環境は十分に整っています。

船内は広く座席数も申し分ないくらいあります。パソコンを広げる作業スペースもあってそのスペースで高校生らしき人が勉強などもしていましたので快適に船旅を楽しむことができます。

波の気性が激しいとイメージされる日本海を渡航しますが大型船で揺れはほとんどなく船酔いはしませんでした。

佐渡が見えてきた

両津港に着岸

島内の交通は路線バスのみです。しかも路線バスは圧倒的に本数が少ないので利便性にかけますので観光客はレンタカーが圧倒的におすすめと佐渡観光協会はおっしゃっています。
路線バスはもちろん SuicaやPASMO などの IC カードは使えず現金精算のみとなっています。

しかしローカル路線バスも悪くありません。
こういった雄大な景色をじっくり眺めるのは路線バスならではのエモさがあります。
(筆者ゆうひはローカル路線バスに乗ってダラァーと景色を眺めるのが好きなので)

佐渡島は離島ですがなんと都会の象徴であるネットカフェがあります。
離島にネットカフェがあるのはここだけかもしれません。そんな only one なことをいいことにこの佐渡島の自遊空間は島内の人と島外から来た人で料金が異なるみたいです。
いつもネカフェ泊が多い僕ですが今回はゲストハウスを予約しているのでそちらで宿泊をしました。

地元のスーパーで購入した佐渡の地魚イナダです。
地元のものを地元のスーパーで安く買うのは楽しいですよ
北沢浮遊選鉱場跡
翌日 佐渡を少しだけ観光します。
佐渡のラピュタと呼ばれる北沢浮遊選鉱場跡に行きます。

路線バスのメインである本線はこの相川バス停が大体終点です。
その先への佐渡金山方面になるとぐっと本数は減ってしまいますのであらかじめ注意してください。

北沢浮遊選鉱場跡なら相川バス停からでも歩いて行くことができます。
歩きだとこのように佐渡の雄大な景色をゆっくりと眺めることができます。

相川郷土博物館前にて
ここの時点で奥にある廃墟らしき構造物が目に見えています。
北沢浮遊選鉱場跡のパノラマ画像

こちらが北沢浮遊選鉱場跡です。近代的な建築物に苔が生い茂った姿はまさしくラピュタみたいなものですね
かつてここが金の精錬で栄えてたのが現在のこの姿となったと考えると無常感を感じます。
僕は特別 廃墟マニアというほどでもないですがこれは圧巻ですね
廃墟マニアじゃなくても魅了されます。

だだっ広い広場に見えますがここに工場があったみたいです。

このコロッセオみたいな建造物は50mシックナーといい、水と不純物を分離させる働きを持っていました。
航空写真を見てみるとシックナーだと分かりやすいです。
建造物の作りは西洋譲りなのでしょうか?

近づいてみてみる
中の様子は詳しく見れませんが苔や雑草の生い茂り具合をダイレクトに感じられます。
ライトがあったので夜はライトアップされて綺麗に見えると思います。
(夜に来るとさらに物々しい雰囲気になるんだろうなぁ)
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上から北沢浮遊選鉱場跡を望む
佐渡金山
佐渡は金が採取できる鉱山の存在が確認されており、金銀山も数か所あります。
中でも佐渡金山(正確には相川金銀山)の規模が大きく観光名所の一つになっています。

坑道の入り口ではないですが立派なもんがありますね
佐渡金山の中に入っていくのですが
コースが2種類あり
・宗太夫坑 江戸金山絵巻コース 所要時間 30分
・道遊坑 明治官営鉱山コース 所要時間 40分
があります。
片方のコースだけなら入場料は900円で
2つとも見学するなら1400円の共通券が販売されています。
今回はメジャー?である宗太夫坑コースで行きたいと思います。

坑道特有のひんやりとした温度の中 地下へと階段を下っていきます。

坑道を進んでいくと佐渡金山についての情報が書かれた看板がちらほらとあります。
これは月ごとの行事を現したものですね
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宗太夫坑は人形で江戸時代の採掘の様子を再現しているコースです。
この人形が妙にリアルで怖いといわれています。
人形のおじさん 虚無の顔でポンプのハンドルを延々と回していますからね(笑)



こう段々掘りを見てるとマインクラフトを連想させます。
マイクラも金とか採掘できますからね


休憩所の様子
「早く外に出て、酒を飲みてぇ 馴染みの女にも会いてぇなぁ」
と無限にこのセリフを言ってる 通称 馴染みの女おじさん
くるっとこっち見るのがまたズルいですね
このセリフを聞きたいがために佐渡金山に足を運ぶ観光客も多いそうです。
確かに印象に残るセリフですね(笑)ちなみにこのセリフのTシャツも販売されているようです。
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やわらぎと呼ばれる儀式を再現しているみたいです。
なんか歌を歌っていました。
これが金鉱石です。 虫眼鏡で覗いてみましたが砂なのか金なのかよくわかりませんでしたね
昔も変わらず佐渡への移動手段は船で渡航には模型のような船が使われていたようです。

展示資料館の中に本物の純金がありました。
この純金を手前にある穴から取り出せたら色々祝ってくれるみたいですがこの純金相当重くて持ち上げることすらできませんでした。
この20年でこの純金を取り出せた人は約2700人いるようです。力持ちですね



しかしだんだんと雲行きが怪しくなっていきました。
数分後


土砂降りです。しかも雷がゴロゴロと鳴っており嵐でした。
バスで移動しながらトキの森公園に行くかどうかを迷っていましたがさすがにこんな雷雨の中トキを見ても仕方がないと思い、泣く泣く諦めることにしました。
それで予定が前倒しになってしまいましたのでどうしようか考えましたが特にやることはなかったのでそのまま予約していたジェットフォイルからカーフェリーに変更して佐渡島を後にしました。
佐渡島の滞在時間は18時間ほどで短い滞在となってしまいました。
佐渡島の雰囲気を味わったからこそ佐渡島の他の場所に行きたくなってしまいましたのでまた佐渡島に行きたい欲が増してきました。
今回は下見という事で次回レンタカーを借りて佐渡一周するようにリベンジしたいと思います。できれば期間を空けずにリベンジしたいので皆さん楽しみにしておいてください。

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